今回の動画と大腸癌の手術方法
実は、友人の家族が大腸癌になった、ということを聞いてお見舞いにうかがっところ、手術をしたご本人は、とても元気そうだったので、不思議に思って聞いてみました。
肛門から10センチ位の大腸癌の部位を切除したそうなんですが、その際に、離ればなれになった腸をどのように接合させたか、という話しを聞いて、なるほど、と感心してしまいました。
素人考えでは、「縫い合わせる」、ということしか考えつきませんが、その方の場合は、この動画の中の「2本の管の継ぎ目が見えないように補強する方法」と似ている接合方法だったんです。
それは、肛門から筒を挿入して、離ればなれになった腸を隙間なく、ぴったりあわせて、接着剤でくっつくける、という方法だったそうです。
接着剤で接合した部分は、時間がたつと自然に組織同士がくっつくのだと思いますが、くっついたら、肛門から挿入した筒を抜けば、手術は無事完了、ということのようです。
もし、糸での縫合だと、傷跡は綺麗じゃないし(見えませんが)、漏れの危険もあると思います。
ところが、この方法だと、手術後の排泄物が傷跡に触れることがなく、しかも、時間がたてば、おそらく、傷跡がわからない位になっているんだと思います。
まさに、コロンブスの卵のような感じがしましたが、すごいなぁ、と思いました。
もしかして、この手術の方法を考えついたお医者様、あるいは、医療関係者は、今回の動画のようなものをヒントにしたのかもしれません。
この動画、他にも、いつか、どこかで、ヒントになることがありそうです。
木ねじの頭を隠す方法
- 薄く木の肌をめくる。
- 木ねじで固定する。
- めくって剥がした木を接着剤を塗る。
- 上下から圧縮して、剥がした場所をぴったりさせて、接着剤で固定するのを待つ。
- 剥がして折れた木の部分が傷になっているで、ヤスリで削って目立たなくして完了
なるほど、跡が残らないですね。
ノートパソコンのHDDとSSDを交換するのに、裏蓋に分解のためのネジがなくて困ったことがあります。
ノートパソコンなどの場合は、ゴムで蓋をしていることが多いのですが、この木の場合は、綺麗に隠れていますので、わからないですね。
2本の筒を継ぎ目がわからないように、しかも、ぴったり1本の筒にする方法-大腸癌の手術方法のヒントになったのかな、と思った方法
- 2本の筒があります
- 3本目の筒の縦を2本の筒に収まる位に切り取ります
- 2本の筒の中に3本目の筒を入れて2本の筒を固定します
- ぴったり合わさった2本の筒のつなぎ目に接着剤をつけて、隙間なくぴったり合わせます
- 接着剤が固まったら、余分な接着剤のカスを切り取って、完了です。
- 大腸癌の場合は、中の管を抜き取って終了です(ざっくりとしたイメージです)
中に残した3本目の管が補強の役割をしているので、接着した部分で折れる、ということはないですね。
大腸の場合は、柔軟性があるので、しっかり接合したあとは、中の管を抜いても大丈夫、ということだと思います。
外見ではわからないように、2本の木材を1本の木材に仕上げる方法
- 同じ位置に穴を空けるためのマークをしています
- 2枚の板を重ねると、穴をあけたときにぴったりなる位置に傷がつきます
- マークされた傷に穴を空けます
- 穴にぴったりはまる木片を差し込みます
- ぴったりはめたあとに、糊付けして、乾いたら接合部分をやすりで綺麗にします
- 完成した2枚の板は、まるで1枚の板のようです
2枚重ねて切り口が正方形になる板を木ねじで重ねて作ったことがあります。
当然、木ねじが外見からわかって、2枚を1枚にしたのがすぐにわかり、綺麗ではありませんでした。
見えない台座の部分だったので、それでよかったですが、この動画の方法だと、つなぎ目がわからないくらいに綺麗で、すごいですね。
多くの職人さんの技を見ていると、似たような技を使っていることに気づきますが、知っているのと、それを使いこなしているのとでは、大違いですね。
沢山のすごい職人技を見ていると、いつか、自分にも応用できる事例があるのではなきか、と思っています。
YouTubeの職人技の動画はこちら
まとめ
アイデア、工夫の見事な職人技ですね。
動画を見ていて、勉強になるし楽しいですね。